正月飾りはいつまで飾るの?関東関西は?処分方法は?
正月飾りには、門松、しめ飾り、鏡餅、子板など色々な種類がありますが、正月飾りとは家庭に新年の幸せをもたらすため、元旦に高い山から降りてくる年神様という神様を歓迎するための準備として玄関などに飾るものといわれているそうです。
そんな縁起ものである正月飾りですが、新年を迎えた後はいつまで飾っておけばいいのか?関東や関西など地方によって飾っておく時期は違うのか?処分の方法はどうすれば良いのか?
早速ですがみていきましょう。
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正月飾りはいつまで飾るの?
色々な種類がある正月飾りの中でも特に有名なもので門松、しめ飾りがあると思いますが、
◆門松は、
正月飾りの中で1番重要なものとされているようで、年神様が各家庭に降りてくるための目印となるそうです。
そして門松を飾る時期は、一般的には12月28日に飾るのが良いそうで、29日に飾ると「9」という数字が苦に繋がるということであまり良くないそうです。
さらに31日に飾っても、一夜飾り=お葬式の飾りが一夜限りであることから縁起がよくないと言われているようです。
ちなみに30日は、旧暦では大晦日になるために大晦日=月の最後の日という意味もあるようで、31日と同じような扱いになり、縁起が良くないそうです。
門松をいつまで飾るのか?については、一般的には1月7日までといわれています。
◆しめ飾りも、
年神様を迎えるために大切な正月飾りの1つですが、玄関に飾ることによって、外から入ってくる災いや不幸を防ぐ力があるといわれています。
しめ飾りを飾る時期は、門松と同じで一般的には12月28日が良いとされています。
いつまで飾るのか?については1月7日までが良いそうです。
正月飾りはいつまで飾るの?関東は?
地域によっても、いつまで正月飾りをしておくのか?時期に多少の違いがあるようですが、関東は1月7日までとされているようです。
もともとは江戸時代に徳川家光が4月20日に亡くなり、それまでは1月20日に行っていた鏡開き(お正月に供えておいた鏡餅を食べる行事)の日にちを1月11日に変更したのですが、松の内(正月飾りを飾っておく時期で元旦~1月15日まで)のあいだに一緒に鏡開きをおこなうのはおかしいとされ、松の内の時期が1月7日まで短縮されたそうです。
そんな歴史背景があった関東ですが、現在では正月飾りは1月7日までといわれています。
正月飾りはいつまで飾るの?関西は?
正月飾りは関西ではいつまで飾るの?については一般的に1月15日までとされているようです。
そして関西以外の地域で正月飾りをいつまで飾っているのか?については、京阪地方や石川、岐阜や群馬県など一部の地域では1月20日まで飾る風習が今でも残っているそうです。
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正月飾りの処分方法は?
正月飾りを外す時期になり、どう処分すれば良いのか?処分方法としては、各神社で決められている期間内に正月飾りを持っていき処分してもらうのが良いそうです。
毎年、各地方では小正月といわれる1月15日に「どんど焼き」「左義長」「お炊き上げ」などの行事を開催しているようで、正月飾りを集めて焼いているそうです。
そして正月飾りを焼いた火で餅を食べると無病息災で過ごせると昔から言われているようですが、近くに神社がなく自分で処分する場合は、
普通に捨てるのではなく、まず大き目の紙の上で左、右、真ん中とお清めの塩を振ったうえで正月飾りを紙で包み、他のゴミと一緒にしないように分けて処分する方法が良いみたいです。
さらに自宅の庭などで焼いて処分する方法としてはお神酒(神社や神棚など神様にお供えしたお酒)、塩で土を清めてから焼くようにするのが良いそうです。
まとめ
いつまで正月飾りをかざっておくのか?地方によっては多少の違いがあるかも知れませんが、新たな気持ちで1年を迎えるための縁起ものであることは間違いないですよね。
今年もぜひ、正月飾りを準備して福を呼んでくれる年神様を迎え、よいお正月をお過ごしください。
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