梅雨時の生ゴミの臭いの原因は?もし臭った時の改善策は?
お部屋の中の湿度があがり、ジメジメすることの多い梅雨の時期は、臭いも気になる季節でもあります。特にキッチンは生ゴミが出やすいために、そのまま放置していると・・・たちまち鼻のつく臭いが立ちこめてしまいます。
そこで今回は、梅雨時の生ゴミの臭いの原因や防ぐ方法、もし臭ってしまった時の改善策について解説させて頂きます。
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梅雨時の生ゴミの臭いの原因は?
雨が降ることの多い梅雨時の生ゴミは、どうしても嫌な臭いが発生してしまいます。そこで生ゴミの悪臭の原因について調べてみたところ、臭いの元となるのは、実は微生物によるものだといいます。
生ゴミは微生物によって分解されるそうで、その時に発生するガスが臭いの原因となってしまうようです。
また、この微生物は部屋のどの場所にもいるようで、湿度・温度・栄養素という3つの条件さえ揃えば、すぐに増殖するといいます。
微生物を増殖させないために、日常からキッチン回りの掃除を心がけている場合でも、流し台や排水口などに食べ物の残りカス・油汚れが付いていたなら、すぐに微生物は増殖してしまうそうです。
特に梅雨の時期は、湿気が多い・温度が高くなるなどの微生物が最も好む条件が揃ってしまうことから、生ゴミもすぐに臭ってしまうようです。
梅雨時の生ゴミの臭いを防ぐには?
梅雨時の生ゴミの臭いを防ぐ方法として、
◆食べ物は捨てずに使い切る
食べ物を捨ててしまうと、微生物が好む栄養素となってしまいますので、できるだけ捨てずに食べてしまったほうが良いそうです。
特に捨ててしまうことが多い野菜などは、例えばニンジンや大根なら、皮も捨てずに千切りにして炒めることで美味しい「きんぴら」になります。他にも、白菜やキャベツの芯も捨ててしまうことが多いですが、こちらも薄く切った後に塩もみすれば「浅漬け」として食べることができます。
三つ葉やネギの根っこも、水を入れたグラスの中に入れておけば育つそうで、梅雨時は挿し芽(親株から茎や枝や根などを切り取り、好きなだけ増やすことができるガーデニング方法)がしやすい時期なのでおすすめだといいます。
◆水気を取る
流し台や三角コーナーに捨てた野菜や、食べ残しを水分が含まれた状態でずっと置いておかないように、水気を取ってからすぐに捨てます。水気を取るには新聞紙やチラシなどで包むと、水分を吸収してくれるそうです。※新聞紙でくるむ際は、重曹をかけておくと、より嫌な臭いを抑えてくれるようです。
水気や温度に注意するためにも、生ゴミを出す日まで冷蔵庫・冷凍庫などに水気を十分にきってから入れておくのも効果があるといいます。旅行などに出かける直前の生ゴミ対策としても良いそうです。
他にも、野菜のクズなどは生ゴミ乾燥機を使うことで、乾燥させた後はゴミの重量も大幅に減らせ、手で握って粉々にすれば庭に撒く肥料になるといいます。
◆油はそのまま流さない
料理が終わった後の油を、そのまま流し台に流してしまうと、油のせいで排水口がドロドロに汚れてしまい、微生物などの細菌が増殖してしまうそうです。
炒め物でよく使うフライパンなどの油を取る際は、いらない古布や新聞紙をあらかじめ常備しておき、水で洗い流す前に一拭きするのが良いそうです。
また排水口に設置するゴミ受けも、底が深いタイプのものを使っていると、つい一杯になるまで何日も放置してしまいがちなので、こちらも臭いやカビの原因になってしまうようです。
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梅雨時の生ゴミが臭ってしまった時の改善策は?
梅雨時の生ゴミの臭いを改善するためにも、まずは臭いを出さないように予防することが大事ですが、最近では臭いを改善するためのさまざま消臭グッズがあるといいます。
◆脱臭剤が配合されたゴミ袋を使う
ゴミ袋の中には、嫌な臭いを抑えるために、脱臭剤が配合されたゴミ袋がありますので、そのまま生ゴミなどを入れて袋を閉じておけば、梅雨時の嫌な臭いをカットしてくれるそうです。
◆生ゴミ堆肥化容器を使う
有機化合物である生ゴミを微生物の力によって分解させることで、肥料状にすることを堆肥(たいひ)と言うそうですが、生ゴミを市販されている生ゴミ堆肥化容器を使うことで、臭いも分解してくれるといいます。
◆造花を使う
造花でも、環境浄化材料から作られた「光触媒造花」をお部屋に飾っておくだけでも、蛍光灯や太陽の光が当たることによって酸化力が生まれることから、細菌・有害物質による悪臭を除去してくれるそうです。
その他にも、臭いの元となる微生物の増殖を抑えるために、生ゴミに「消毒用のエタノール」や「お酢」を直接ふりかけるだけでも改善されるようです。
※ガーデニングでも育てやすいミントを数枚ほどちぎって、生ゴミに混ぜておくだけも効果が期待できるそうです。
また、発生してしまった臭いを抑える簡単な方法に、生ゴミの酸性臭を中和する作用のある重曹やお茶がらも効果があるようです。重曹は生ゴミにひとふりして使い、お茶がらは生ゴミと一緒に混ぜて使うのが良いといいます。
まとめ
梅雨時の生ゴミの臭いは、本当に勘弁してほしいものですよね。しかし、少しでも臭いの原因となる微生物を増殖させない対策や、仮に臭いが発生した場合もしっかり改善できるように、キッチン回りはキレイに保っていきたいですね。
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