熊谷うちわ祭の日程や見どころは?アクセスは?
2019/05/11
埼玉県熊谷市で開催される熊谷うちわ祭(くまがやうちわまつり)には、毎年70万人以上もの方が山車・屋台が市街地を華々しく巡行する姿を見るために訪れるといいます。
中でも、街角で繰り広げられる「引き合わせ叩き合い」は迫力満点で、見る人の心まで熱くさせるそうです。
そんな熊谷うちわ祭の詳しい日程や見どころ、アクセスについて解説させて頂きます。
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熊谷うちわ祭の日程は?
埼玉県熊谷市の愛宕八坂神社(あたごやさかじんじゃ)で、毎年7月19日~23日までの5日間の日程で開催される熊谷うちわ祭。
2019年度の熊谷うちわ祭の日程については、7月20日(土)~22日(月)の3日間で開催されるそうです。※祭り初日の19日、最終日の23日は神社などで非公開の儀式が行われるため、一般の方は見ることができないそうです。
また、熊谷うちわ祭といえば、江戸時代の中期頃までは熊谷宿(くまがいしゅく:宿場のこと)の周りにあった各神社がバラバラに夏祭りを開催していたといいます。そして、1750年(寛延3年)になると熊谷宿の町民が役人に願い出たことにより、これまで各神社で行われていた夏祭りを合同で開催することになったそうです。
当時の夏祭りの形態は「神輿祭り」でしたが、火事によって神輿が焼失したために、祭りは一時衰退していったといいます。しかし、このまま祭りは自然と消滅していくかに思われましたが、1830年に神輿が新調されたことにより、再び祭りは復活!これによって祭りは、現在の熊谷うちわ祭へと発展を遂げていったそうです。
また、神輿を新調したことで見事復活を遂げた祭りですが、復活した当時は厄除けの意味を込めて「祭り参加者に赤飯を振る舞う」ことが名物となっていたようです。
ところが、赤飯を振る舞っていた商家にとっては、手間や経費がかかっていたそうで、これにある料亭の主人(のちの料亭「泉州」の5代目)が赤飯の代わりに、店の屋号の入った「うちわ」を配り始めたところ人気を呼ぶように。
この人気ぶりを見ていた、他の商家もうちわを配りはじめ、「3銭の買い物をしてくれたら5銭のうちわをプレゼント」などのサービスも始まったことで、「買い物は熊谷うちわ祭の日に」と言われるようになり、祭りの名称も変わっていったといいます。
熊谷うちわ祭では現在でも、うちわが配られているそうです。
熊谷うちわ祭の見どころは?
熊谷うちわ祭では、見どころある色々な行事が開催されるそうですが、
その中でも特に見どころのある行事が、
◆初叩き合い
一般の方は参加できない、初日の非公開の儀式を終えた後は、次の日の20日夜7時頃からJR熊谷駅北口広場のロータリーにて、神輿や山車が集結し、最初の「初叩き合い」をします。
神輿や山車が集結し、太鼓などを鳴り響かせる姿は、まさに見どころ満点だそうです。
◆巡行祭
翌21日の午後1時頃から国道17号線を中心として、山車が叩き合いをしながら、各地を巡行していきます。そして、夕方6時頃になると国道17号線、国道407号線が交わる八木橋百貨店前に再び山車が集結し、叩き合いをしながら夜まで祭りを盛り上げてくれるそうです。
※この日は山車の他にも、太鼓の演舞やダンスなども見どころとなっているそうです。
◆曳合せ叩き合い
22日は夕方6時頃から、市内各所からも山車がお祭り広場に集結。熊谷うちわ祭の中でも特に盛り上がりを見せる「曳合せ叩き合い(ひっかわせたたきあい)」が始まります。また、祭り最終日+最後の叩き合いということで、見るだけでも熱気や迫力が伝わってくるそうです。
叩き合いも終わり、夜9時頃になると来年の引き継ぎ行事である「年番送り」が行われ、熊谷うちわ祭はクライマックスを迎えるようです。
※その後は深夜になると、非公開の儀式が行われ、今年の熊谷うちわ祭はお開きを迎えるといいます。
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熊谷うちわ祭のアクセスは?
熊谷うちわ祭のアクセスは、
◆電車でアクセスする場合
JR熊谷駅から徒歩で約5分
◆車でアクセスする場合
関越道東松山ICから国道407号経由で約20分
車で向かわれる際は、熊谷うちわ祭の開催期間中は山車の巡行などが行われるために、交通規制が国道17号線を中心として行われるそうです。
さらに車両通行止めも実施され、
◆7月20日
18時30分~20時まで、JR熊谷駅の東口・北口周辺が通行止め。
◆7月21日
13時~21時まで、国道17号線 銀座2丁目~石原駅入り口や市役所通り。さらに国道17号線の南側のお祭り広場周辺も通行止め。
◆7月22日
13時~22時まで、国道17号線の南側のお祭り広場周辺。さらに18時~21時まで、国道17号線 銀座2丁目から石原駅入り口や市役所通りが通行止め。
通行止めとなった区域は、歩行者天国となるそうです。
また、熊谷駅や市街地周辺は特に混雑するそうなので、できるだけ公共機関を利用して向かわれるのが良いと思います。
・住所:埼玉県熊谷市
・お問い合わせ:048-527-0002
(熊谷うちわ祭協賛会事務局)
まとめ
熊谷うちわ祭は、迫力ある「叩き合い」が1番の見どころとなっていますが、祭りといえば美味しい物が食べられる「屋台」があると思います。しかし、屋台については祭り初日である20日は、露店などは出ないそうで、翌21日から出店されるようです。
祭り期間中である7月の昼間は特に暑いので、熱中症には気をつけながら、関東最大の祇園祭である熊谷うちわ祭を堪能したいですね。
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