風邪をひいた時にアイスを食べても大丈夫?注意点はあるの?
風邪をひいた時は食欲もなく、特に熱っぽいときは、冷たい物を口にしたくなることがあると思います。そこで、アイスクリームなら普通の食事よりも食べやすく、冷たい物としても活用できそうですが、風邪をひいた時に食べても大丈夫なのでしょうか?
アイスに含まれる栄養素や、風邪のときに食べる際の注意点と合わせて、調べてみました。
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風邪をひいた時にアイスを食べても大丈夫?
風邪をひいた時にアイスを食べても大丈夫?については、一般的には風邪のなかでも「喉の風邪」の時は、食べても問題ないといいます。
喉が炎症を起こし、痛みや熱っぽさを感じる喉の風邪になると、食欲があった場合でも喉の痛みにより、普通の食事が摂りづらくなることも。そこで、喉に負担をかけることなく、熱ですぐに溶けるアイスクリームなら、炎症を起こしている状態でも、心地よく食べられるそうです。
喉の風邪にアイスを食べる際は、バニラアイスよりも「果汁入りアイス」がオススメだといいます。※果汁入りアイスなら溶けたときもベタ付かず、バニラアイスよりも喉への負担が軽くなるそうです。
アイスに含まれる栄養素には何があるの?
アイスにも色々な種類がある中、「乳脂肪分」を多く含むアイスなら、喉の風邪以外の場合でも食べても大丈夫だといいます。風邪をひいた時に、乳脂肪分を多く含むアイスを食べることで、弱った体に必要な栄養素を摂取することができるそうです。
乳脂肪分のアイスには、原材料である牛乳や、卵に含まれるタンパク質。砂糖に糖分などが含まれていることから、体を作るエネルギー源となるそうです。※卵にはビタミンB1も含まれることから、タンパク質を代謝する働きもあるといいます。
風邪をひいた時は食欲が落ちやすく、栄養が不足すると体の回復も遅くなることから、アイスを食べることで栄養補給になり、体の回復を手助けしてくれるそうです。
アイスの種類の中でも「バニラアイス」には、免疫力を高める栄養素が含まれているそうです。
バニラアイスの香りの元である成分「リナロール」には、免疫力を高める効果や、バニラの香りには癒やし効果があるため、風邪をひいた時の嫌な気分を和らげる効果もあるようです。
また、子供が風邪をひいた時は、苦くて飲みにくい風邪薬を飲む際に、アイスと薬を一緒に食べることで、より飲みやすくなるといいます。アイスと一緒ならお子さんも食べやすく、チョコレートアイスと一緒に食べても大丈夫だそうです。
※アイスと薬を一緒に食べる場合でも、薬の種類によっては、食べ物と一緒に食べてはダメな場合もあるそうです。そのため、アイスと一緒に食べる際は、薬を処方してくれる医師に必ず相談してくださいね。
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風邪をひいた時に、アイスを食べる際の注意点は?
風邪をひいた時にアイスを食べる際は、食べるタイミングによっては、症状が悪化する恐れがあるため注意が必要だといいます。
アイスを食べる際の注意点としては、風邪によって高熱・寒気がするときは、温かい物を食べたほうが良いそうです。
高熱が出ているときは、熱によってウイルスを退治している最中なので、そんな時に冷たいアイスを食べてしまうと、逆に体温が奪われて回復が遅れてしまうことに。※熱が出ているときは、高熱が上がるところまで上がり、これから下がるタイミングでアイスを食べるのが良いそうです。
また、吐き気が酷い風邪のときにアイスを食べても、うまく体内に吸収することができずに吐き気が悪化する場合も。アイスに含まれる乳脂肪分は消化しにくい成分のため、胃が弱っているときは食べないほうが良いそうです。
吐き気が酷い場合は、胃を休ませることを優先的に行いながら、アイスよりもお粥や白湯(さゆ)などを少しずつ摂取します。
その他にも、下痢や腹痛のときも胃腸を冷やさず、刺激を与えないことが大事だといいます。アイスには栄養が豊富に含まれていますが、弱った胃腸に冷たいアイスは刺激を与えてしまい、乳脂肪分は消化が遅いことから、胃腸への負担が余計に増えてしまうそうです。
風邪の症状によって下痢・腹痛になっているときは、アイスは食べないほうが良いそうです。
まとめ
風邪をひいた時に食べるアイスクリームですが、ちなみにアイスは乳固形分15.0%以上入っている物で、そのうち乳脂肪が8.0%以上入っている物を指すそうです。
栄養豊富なアイスでも風邪の症状によっては、食べないほうが良い場合もありますので、症状に応じてアイスを食べながら、弱った体を回復させていきたいですね。
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