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生前退位ってどんな意味?新しい年号の決め方や海外の生前退位事情は?

   

12月1日に行われた皇室会議で日本政府は午前、天皇陛下の退位日と皇位継承の日程を平成31年4月30日に退位。同5月1日に即位改元することを決定しました。

この決定により天皇陛下の「生前退位」が実現されますが、そもそも生前退位とはどんな意味なのでしょうか?

新しい年号の決め方や、海外の王室の「生前退位」事情も含め、調べてみました。

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生前退位ってどんな意味?

生前退位とは、天皇陛下がご生前のうちに「皇位」を退位したうえで、次の後継者である「皇太子」に譲位する事だといいます。

12月23日で84歳になる天皇陛下ですが、去年夏に「高齢と健康上の理由」により、天皇としての公務を果たすのが困難になったとして、皇位の退位を希望する意向を示していました。

しかし、天皇陛下が退位を希望していたとしても、そう簡単に生前退位することは難しく、生前退位には国会での「皇室典範」の改正が必要になるそうです。

※皇室典範(日本の皇室・皇族について定められた法律)では、基本的に生前退位は認められていないようです。

それでも皇室典範の改正によって、過去を振り返ってみると、124代天皇のうち昭和天皇までの約半数近くが「生前退位」されているようです。

※生前退位は、明治以降の約200年間は行われておらず、最後に生前退位された天皇陛下は119代・光格天皇だといいます。

そのため、平成天皇が生前退位されれば、実に200年ぶりの出来事となるそうです。

新しい年号はどうやって決めるの?

天皇陛下が生前退位されれば「平成」が終わり、新たな年号になりますが、年号については「元号法(げんごうほう)」によって決められるそうです。

元号法には「元号は政令で定める」「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」という2つの項目があるといいます。

元号法によって、まず内閣総理大臣から選出された漢学者(かんがくしゃ:漢学の各分野の研究をしている人)によって年号が提案されたあと、内閣府で議論→年号が決定されるそうです。

また、年号を決める際も元号法に基づき、

・国民の理想としてふさわしいような良い意味を持つものであること
・漢字2字であること
・書きやすいこと
・読みやすいこと
・これまでの元号、又は、おくり名として用いられたものでないこと
・俗用されているものでないこと

などの決まりがあり、どんな年号でも良いという訳ではないそうです。

さらに、平成に続く新しい年号として、明治「M」、大正「T」、昭和「S」、平成「H」となっている事から、次の年号は「K」になるのでは?という噂もあるようです。

平成は「H」である事から、次の年号もHで始まると非常に紛らわしいため、とあるTV番組では新元号の予想として、「玉英(ぎょくえい)」や「感永(かんえい)」。

SNSなどでは「安始(あんし)」や「安久(あんきゅう)」など、色々な予想がされていたといいます。

ちなみに日本の元号は、約1300年前からあるそうで、1番最初となる元号は645年~650年の飛鳥時代、「大化(たいか)」となるそうです。

そして大化~平成までの元号の数は250にも及び、同じ名前の年号は1つもないといいます。

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海外王室の「生前退位」事情は?

日本で生前退位する場合は「皇室典範」の改正が必要になりますが、海外の王室事情をみると、国王が自らの意思で生前退位することは珍しくないそうです。

国王が退位を譲る理由として、やはり高齢化や健康上の理由が多く、これらの理由で古くから生前退位が行われていたようです。

実際に欧州でもここ数年の間、高齢になった国王の生前退位が相次いでいます。

近年でも、日本の王室と親交の深い「オランダ王室」も、2013年1月に在位33年のベアトリックス女王(当時74歳)がテレビで演説、「新しい世代に委ねるとき」として退位を表明。

※退位を表明した約3ヶ月後に、長男・ウィレム アレクサンダー国王に譲位しました。

ちなみにオランダ王室では、憲法によって退位する際の継承方法を定めていますが、ベアトリックス女王の前の国王や、その前の国王も、自らが決めて生前退位しているそうです。

ほかにもベルギーでは2013年7月に、在位20年のアルベール2世(当時79歳)が高齢を理由に退位、長男のフィリップ国王に譲位したといいます。

また、スペインでは2014年6月19日にフアン カルロス1世(当時76歳)が国王を退位、長男のフェリペ6世に譲位しました。

しかし、フアン カルロス1世の場合は高齢や健康上の理由以外にも、次女のクリスティーナ王女の夫による「公金横領疑惑」などが浮上。この横領疑惑により国民の支持が低下、退位を余儀なくされたといいます。

これら海外の王室事情のなかでも、英国のエリザベス女王は91歳と高齢(在位65年で歴代最長)ですが、これまでも生前退位が検討された事はないそうです。

※英国の王室には生前退位の規定はないそうで、本人の意思によって決められるそうです。

ちなみに過去の英国では、1936年にエドワード8世(エリザベス女王の伯父)が、アメリカ人女性と結婚するため、在位からわずか1年あまりで国王を退位しました。

ほかにも、ヨーロッパにあるバチカン市国のローマ法王は、血縁による譲位はありませんが、世界各地の枢機卿(きょうきょう:ローマ カトリック教で、法王の選挙・補佐をする聖職位)によって選ばれ、基本的に「終身在位」となっているようです。

※ローマ法王は終身在位ですが、2013年2月にベネディクト十六世(当時85歳)は、高齢や体力の限界を理由に退位、フランシスコ(当時76)が法王に就任しました。

また、アジアでは2004年に、カンボジアのシアヌーク国王が生前退位を表明し、その際は終身在位となっていたものを憲法改正、息子のシハモニ殿下に譲位したそうです。

親日国であるブータンでは2006年に、父のジグミ シンゲ ワンチュク(第4代国王)から生前譲位を受け、第5代国王としてジグミ ケサル ナムゲル ワンチュクが即位しました。

まとめ

天皇陛下の意向を尊重し、今年5月に日本政府は生前退位に関する特例法を閣議決定、6月に特例法が成立。

そして2019年5月1日に皇太子が「新天皇」として即位されますが、平成という時代が終わり、次はどんな新元号になるのか?今から非常に楽しみですね。

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