あさりにはどんな栄養や効能があるの?冷凍での栄養減少・酸化を防ぐには?
味噌汁や酒蒸し、クラムチャウダーなどに使われるあさりですが、栄養素も豊富にふくまれているため、体に良いと人気の食材でもあります。
しかし、体に良いといわれるあさりには、どのような栄養や効能があるのでしょうか?また、冷凍保存する際に栄養や酸化を少しでも防ぐには何をすれば良いのか?解説させて頂きます。
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あさりにはどんな栄養があるの?
あさりは潮干狩りシーズンである夏の時期が1番の食べ頃で、この時期は殻が薄くても身は大きく、旨味もかなり増しているといいます。※旬の時期とは反対に春の初め頃になると、あさりの身は痩せてしまうため、味は落ちてしまうそうです。
日本では昔から、食用として食べられているあさりですが、そこまで大きくない身の大きさからは想像もできないほど、豊富な栄養素がふくまれているといいます。
あさりには、ビタミンB2・鉄分・亜鉛・タウリン・ミネラル・カルシウムなどがふくまれており、特に「鉄分」が多くふくまれているそうです。
また、あさりは豊富な栄養素がふくまれている反面、カロリーや糖質が低いようです。
ほかにも、あさりを調理する際に出る「煮汁」には、栄養成分がたっぷりふくまれているため、捨てずに身と一緒に使うのがオススメだといいます。
あさりにはどんな効能があるの?
あさりには体に良いさまざまな効能があるようで、
◆貧血予防
あさりには鉄分が多くふくまれているため、鉄分のヘモグロビンの構成成分や、さらにヘモグロビンの合成を手助けをして補酵素の働きをするビタミンB12もふくまれており、これらの成分によって貧血を予防する効能があるといいます。
また、ビタミンB12には肝臓機能を強化する効果や、鉄分はビタミンCと一緒に摂ると、体への吸収率を高める効果も期待できるそうです。
◆生活習慣病の予防
タウリンも豊富にふくまれているあさりを食べることで、血圧やコレステロールを下げる効果や、肝臓機能を整える効果があることから、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果もあるといいます。
◆新陳代謝の促進
ミネラルの一種である亜鉛もふくまれているため、味覚を正常に保つ効果や新陳代謝の促進、さらに免疫力アップやホルモンの合成・分泌を促す効果もあるそうです。
ほかにも、性欲や生殖機能を正常に保つ効能も期待できるようです。
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あさりを冷凍した際の栄養減少・酸化を防ぐには?
あさりを冷凍保存することがあると思いますが、冷凍した場合は栄養は減少してしまうのか?気になることがあるかも知れません。
冷凍保存した場合は、あさりにふくまれる成分は多少は減少してしまいますが、冷凍や解凍方法によっては、栄養減少や酸化を防ぐことができるそうです。
栄養減少や酸化を防ぐ方法として、冷凍保存する際はジップロックや冷凍可能な容器によく洗ったあさりを入れたうえで、あさりが隠れるくらいまで水を注ぎ、しっかり容器にフタをして冷凍します。
凍ったあさりを解凍する場合は、自然解凍などはせずに氷漬けのあさりを調理するそうです。※氷漬けのあさりは味噌汁やブイヤベースなどの、煮汁も一緒に食べれるレシピがオススメだといいます。
まとめ
栄養が豊富なあさりには、貧血や生活習慣病の予防など体に良いさまざまな効果がありますが、食べる際は身はもちろんですが、栄養が染み出た汁も積極的に摂取するようにしたいですね。
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