鯉のぼりは雨の日はしまうべき?夜は出しっぱなしでも良いの?
5月のこどもの日の飾りといえば「鯉のぼり」が有名ですが、最近では大きな鯉のぼり以外にも、手軽にベランダで飾ることのできる小さなものも人気があるそうです。
しかし、鯉のぼりを外に飾っていると、ときには雨が降ってくることもあると思います。そこで、もし雨が降ったときは鯉のぼりをしまうべきか?また、夜は出しっぱなしでも良いのか?調べてみました。
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鯉のぼりは雨の日はしまうべき?
鯉のぼりを外に出していると、ときには雨が降ってくることがあるかも知れません。
もし雨が降ってきた場合は出しっぱなしにするよりも、すぐに室内に取り込んだほうが良いそうです。鯉のぼりを雨に打たれたままにしておくと、やはり劣化するのも早くなるといいます。
市販されている鯉のぼりの素材は、ポリエステルかナイロンのどちらかである事が多く、例えばポリエステルなら雨で色落ちする事はないですが、ナイロンの場合は濡れた状態でいると、他の生地と重なったときに色移りする危険もあるそうです。
また、ポリエステル製の鯉のぼりは耐久性や紫外線にも強いですが、ポリエステルよりも安価なナイロン製になると、色あせや劣化するのも早いといいます。
できるだけ鯉のぼりを長く使いたい場合は、雨が降ってきたらすぐにしまうようにして、雨に濡れてしまったときはドライヤーを軽くあてて、すぐに乾かしたほうが良いそうです。
鯉のぼりは、夜は出しっぱなしでも良いの?
鯉のぼりは夜になるとしまうという方や、そのまま出しっぱなしにするという方もいらっしゃるそうですが、夜については「しまったほうが良い」そうです。
5月になると昼間は暖かいものの、夜はまだ冷え込むことが多いことから、昼と夜の寒暖差により「夜霧」が発生することも。夜に雨が振らなかったとしても、夜霧によって鯉のぼりが濡れてしまうため、この夜霧のせいで劣化が早まる危険性があるそうです。
そのため、昼間に鯉のぼりを飾っていても、夜になったら室内に取り込んだほうが良く、さらにご近所トラブルを防ぐためにも、やはり夜は出しっぱなしにしないほうが良いようです。
夜も鯉のぼりを外に出したままにしておくと、夜風に鯉のぼりが煽られバタバタと音がするため、騒音の原因になってしまうそうです。
また、鯉のぼりには「矢車」という滑車のような部品が付いているため、こちらも風にあたるとカラカラと音がすることから、やはりご近所の迷惑になる可能性もあるようです。
ご近所トラブルを防ぐ意味でも、夜になったらしまうのがオススメだといいます。
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鯉のぼりは1匹2匹で数えるの?
ちなみに、鯉のぼりは1匹2匹というように「匹」で数えるのではなく、『旒(りゅう)』と数えるのが正しい数え方だといいます。
そのため1匹2匹ではなく1旒2旒と数えるそうで、「旒」は旗やのぼりを数えるときの単位ですが、鯉のぼりも「のぼりの一種」なことから、旒と数えるそうです。
その他にも鯉のぼりは「旒」以外にも、『流(「りゅう」、もしくは「ながれ」)』と数えることもあるようです。
まとめ
こどもの日の主役ともいえる鯉のぼりですが、雨が降ったときや夜は室内にしまうのがベストだといいます。
できるだけ長く使えるように劣化を防ぎつつ、1年に1度の鯉のぼりが気持ちよく泳ぐ姿を楽しみたいですね。
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