喉が痛い原因は?お茶や紅茶でうがいするのはアリ?
季節の変わり目や、冬場は特に喉が痛くなりやすい、という方は多いと思います。つばを飲むだけでも痛くなる厄介な喉の痛みですが、そもそも痛みの原因は何なのでしょうか?
また、喉の痛みにはお茶や紅茶でうがいをすると良い、という話も聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?詳しく調べてみました。
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喉が痛い原因は?
喉が痛くなる原因は複数あるようで、主な痛みの原因をみると、
◆細菌やウイルスによるもの
風邪の症状の1つですが、喉の粘膜に病原体が侵入・付着することで、喉の咽頭(いんとう)や扁桃(へんとう)が炎症を起こし、痛みが出てしまうそうです。
◆乾燥によるもの
乾燥している環境にいると喉の潤いが足りなくなり、これによって細菌・ウイルスが喉に付着しやすくなることで、炎症=痛みが出てしまうようです。
※喉の潤いを保つには、約60%の湿度が必要となるようですが、冬の湿度は室内でも20%、夏はエアコンをつけた部屋の湿度は40~50%しかないそうです。
◆熱さによるもの
熱い物を食べたり飲んだりしたときに火傷すると喉が傷つき、これによって炎症が起きてしまうそうです。
◆アルコールによるもの
お酒を飲んだ際の体内では、アルコールを分解するために大量の水が必要になるため、細胞から水分が奪われてしまうようです。水分が失われると喉も乾燥して炎症しやすくなり、さらにアルコールによって喉の粘膜も傷ついてしまい、これによって痛みや声がかれる場合もあるといいます。
◆タバコによるもの
タバコには有害物質が含まれるため、このタバコによる煙が喉はもちろん、声帯にも炎症を起こす原因となるそうです。また、タバコの煙を吸い込むことにより喉以外にも、気管や肺に悪影響を及ぼすことで、咳や痰などの症状が出ることもあるようです。
その他にも、大声を出したり、カラオケで長時間歌うなどして喉を酷使すると、やはり喉の痛みの原因となってしまうそうです。
喉が痛いときはお茶や紅茶でうがいするのはアリ?
喉が痛いときには、お茶や紅茶でうがいをすると良い、という話を聞いたことがあるのですが、実際のところは効果があるといいます。
お茶や紅茶に含まれる「カテキン」が、風邪などのウイルスや細菌にくっつくことで、体内に取り込まれるのを防ぐ効果があるそうです。
食べ物・飲み物の通り道である喉ですが、それ以外にも喉は空気の通り道でもあるといいます。そのため、空気の通り道でもある喉にウイルスや細菌が入り込んでしまうと炎症を起こし、これによって腫れる=喉の痛みとなってしまうそうです。
また、お茶や紅茶を飲む以外にも「うがい」も効果的で、うがいをすることで喉の粘膜に付着した、細菌やウイルスを洗い流してくれるようです。※うがいによって喉を刺激することで、粘液の分泌や血流を促し、喉の潤いを保つ効果もあるといいます。
うがいをする際は、1回目は口の中をすすいで吐き出すことで雑菌や食べカスを取り出し、2回目のうがいは上を向いて「ガラガラ」と声を出しながらゆすぐと良いそうです。
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喉の痛みを和らげる方法は?
喉が痛いと辛いのはもちろん、治るまでに数日かかることが多いため、日常生活に支障をきたすこともあると思います。
できるだけ喉の痛みを和らげる方法としては、外用薬には「うがい薬」「のどスプレー」「トローチ」や「ドロップ」などがあり、これらの薬には殺菌や炎症を抑える効果が期待できるそうです。
また、内服薬には頭痛薬の成分でもある「イブプロフェン」「アセトアミノフェン」などには喉の炎症を抑える効果や、鎮痛作用などの効果が期待できるようです。
他にも、喉の湿度を保つ・潤いを与える効果のある「のど飴」も、喉の痛みには効果が期待できるそうです。しかし、喉の痛みが数日経っても取れないときや、市販薬やのど飴でも対処できないような痛みがあるときは、我慢せずに病院で診てもらったほうが良いそうです。
※日頃から喉をケアする方法としては、こまめにうがいをしたり、外出時にはマスクをすることで口の中の乾燥を防いだり、ウイルスや細菌、ほこりや冷気を吸い込むのを防ぐ効果も期待できるようです。
まとめ
喉の痛みには、お茶や紅茶でうがいするのも効果的ですが、他にも「ガム」を噛むことで喉に潤いを与える効果があるといいます。
喉が乾燥するとせん毛運動が低下するため、せん毛運動の低下によって、侵入したウイルスや細菌を外に出す力が弱まることで炎症が起きる=喉の痛みの原因となってしまうそうです。
日頃から痛くならないように喉に潤いを与えつつ、うがいや出かける際はマスクを着用するなどして、喉のケアを心がけていきたいですね。
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