トマトよりもミニトマトの方が栄養価が高いって本当?効果や賞味期限は?
見た目は小さくて可愛いミニトマトですが、実は栄養がたっぷり含まれているそうで、普通のトマトよりも栄養価が高いといいます。
そこで今回は、トマトよりも栄養価が高いって本当なの?ミニトマトを食べるとどんな効果があるの?さらに賞味期限についても調べてみました。
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トマトよりもミニトマトの方が栄養価が高いって本当?
ミニトマトはもともと、トマトから派生したものだと思っていましたが、調べてみると実は、分類上はトマトの仲間であるミニトマトですが、トマトよりも先に誕生していたそうです。
栄養価についても、トマトよりもミニトマトの方が高いといいます。
さらにトマトとミニトマトに含まれる栄養価を100グラムあたりで比べてみると、
◆ビタミンC
・トマト 15mg
・ミニトマト 32mg
◆ビタミンB2
・トマト 0.02mg
・ミニトマト 0.05mg
◆ビタミンE
・トマト 0.9mg
・ミニトマト 0.9mg
◆βカロテン
・トマト 540μg
・ミニトマト 960μg
◆カリウム
・トマト 210mg
・ミニトマト 290mg
◆リコピン
・トマト 210mg
・ミニトマト 290mg
◆食物繊維
・トマト 1.0g
・ミニトマト 1.4g
と、やはりミニトマトの方が栄養価が高いことが分かりました。
また、ビタミンCは美白効果や血管を作る元となり、ビタミンB2はタンパク質や糖質・脂質をエネルギーとして作り出す元となり、ビタミンEは抗酸化作用により肌の老化や癌などの生活習慣の予防にもなるそうです。
他にも、βカロテンはビタミンAに変化する成分で胃の粘膜や皮膚などを強くする効果があり、カリウムは体内の塩分調整をする働き、リコピンは高い抗酸化作用、さらに食物繊維には腸内をキレイにする働きがあるそうです。
※トマトとミニトマトのカロリーについても調べてみたところ、100グラムあたりでトマトは19キロカロリー。ミニトマトは29キロカロリーほどあるそうです。
しかし、あくまで100グラムで比較した場合なので、ミニトマト1個だけでみると10グラムほどしかなく、トマト1個のサイズが約100グラムほどなので、よほどの量を食べない限りは、ミニトマトのカロリーはあまり気にしなくて大丈夫だと思います。
ミニトマトを食べるとどんな効果があるの?
ミニトマトを食べるとどんな効果があるの?については、
◆美肌効果
ミニトマトに含まれるビタミンCやリコピンの抗酸化作用により、お肌を健康にするだけでなく、弱ったお肌までも健康にする効果があるといいます。
またミニトマトに含まれるリノール酸の働きによって、コレストロール値を下げる・脂肪を燃焼する効果もあるそうで、さらに食物繊維の働きにより便秘改善や体内の老廃物を出すことから、ダイエット効果も期待できるといいます。
◆不妊症予防や改善
リコピンやビタミンEの働きにより、不妊症の原因の1つである子宮内膜症の予防に繋がり、さらに男性の不妊症の改善にも効果があるといいます。
◆貧血予防
ビタミンCが鉄・鉄分の吸収をよくすることで、貧血を予防し改善する効果があるそうです。
◆胃もたれの改善
カリウム・カルシウムなどのミネラル成分の働きにより、胃酸過多を抑え、胃もたれの他にも、胸焼けや食欲不振などの症状を緩和してくれるそうです。
◆風邪予防
βカロテンには、粘膜や皮膚を丈夫にする効果がありますので、雑菌が入りやすい鼻・口・目の粘膜も丈夫になり、雑菌の侵入を防ぎやすくなることから、風邪予防に繋がるといいます。
他にもβカロテンにより、目の充血・乾き・疲れなどの症状も緩和し、予防する効果があるそうです。
◆認知症予防
リコピン・ビタミンC・ビタミンEの作用により、認知症の原因となる脳のサビつきを防ぐ効果があるそうで、他にもビタミンCとビタミンEの同時効果により、抗酸化作用が強まることで癌や動脈硬化の予防にもなるといいます。
これらの効果があることから、ミニトマトを食べるメリットは思った以上に大きいのがよく分かります。
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ミニトマトの賞味期限はどれくらい?
ミニトマトの賞味期限については、
・青い状態のミニトマトを常温で保存する場合は2~3日ほど
・赤い状態のミニトマトを常温で保存する場合は1週間ほど
・冷蔵で保存する場合は1~2週間ほど
がおよその目安となっています。
また、傷がある状態での賞味期限は1日~数日ほどで、完熟した状態なら数日間ほどになってしまうそうです。
常温で保存する際は、まだ青いミニトマトなら、ヘタの部分を下にした状態で、暗くて涼しい場所にトマトが熟すまで置いておき、赤くなってきたら冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いそうです。(常温で最適な温度は、青いトマトは10~15度。赤いトマトは8~10度ほど)
冷蔵庫で保存する際は、ヘタの部分を下にして、トマトをポリ袋入れて口を閉じておくことで、熟し過ぎるのを防ぎ、トマトから発生するエチレンガスによって、他の野菜までが早く熟してしまうのを防ぐことが出来るそうです。
しかし、賞味期限を過ぎていないミニトマトでも皮が破れた状態のものは、すぐにカビが発生してしまうそうで、さらに保存期間が長くなると
・腐ったニオイがする
・黒く変色する
・シワの状態が酷くなる
・白い線のカビが生える
・熟し過ぎてしまい、中から水分がしみ出ている
・食べると変な味がする
などの状態になった場合は、食べない方が良いそうです。
少しシワになる程度のものや、触って少し柔らかくなっている状態なら、加熱調理すれば食べられるそうです。
まとめ
見た目は小さいミニトマトですが、身の中には栄養がギュッと濃縮されているんですね。
普段から健康や美容効果が高いミニトマトを食べつつ、他の野菜でも栄養をバランス良く摂りながら、元気な体作りを目指していきたいですね。
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